第六日 ①プーチーファー~メーサーイ
第六日 ①プーチーファー~メーサーイ
2014年元旦。
花火の音で目が覚める。外はとても寒かった。おそらく10度前後だろう。
まだ焚き火の火種が残っていたので火を起こして暖を取る。
空を見上げるとたくさんのコムローイが上がっていてきれいだった。
しかし周辺からはムードぶち壊しのタイポップスが大音量で流れ始めた。
日頃はこうしたタイ人の節操の無さを楽しんでいるところもあるが、ここでこれは無いだろう・・・仕方なく耳栓をしてまた寝る事にした。
5時過ぎ位に友人に起こされる。
テントの中で服を6枚くらい着込み靴下も2重に履き更にシュラフに包まって毛布をかけて寝ていたがそれでも寒かった。日の出前は間違いなく5度以下だったに違いない。
しかしせっかくの初日の出を見逃す訳にはいかないので飛び起きて山頂行きのソンテウに乗り込む。ドライバーはラオスから出稼ぎに来ているのだろうか?言葉はラオ語だった。まぁタイ語とラオ語は似ているので問題は無い。
駐車場から列を成す観光客に混ざって山頂まで歩く。こういう時にヘッドライトはとても便利だった。
友人のすすめで、山頂ではなく下のビューポイントから東の空を見上げる事にした。
息を呑むような絶景。
頂上からは時折コムローイがあがる。
6時を過ぎても陽は出ない。
と、突然天空の境界線にオレンジ色の光が現れた。
あけましておめでとう。
最高の初日の出だった。
ラオスの山々は雲海の中。
陽が少し昇ってきたところで下山する事にした。
何しろ人が多いので正直あまり長居はしたくなかった。
上のギザギザはもちろん人。
帰り道に山岳民族の子供たちがいた。
出稼ぎだろう。写真1枚100Bなどと言われると面倒なので望遠で1枚だけ撮ってみた。
簡単な朝食をとってからテントを撤収し温かくなってきた頃に出発することにした。行き先はゴールデン・トライアングル。
友人はメーホーソン方面へ行くのでここで別れた。
帰り道の運転も楽しかった。車の調子は相変わらず良くなかったが、エンブレとブレーキを使い分けながら山道を下るのも良い経験になった。1093→1155→1021→1020と行きひとまずチェンライを目指す。
山からの景色も最高だった。
しかし、いざ雲海の中に入ると視界不良でちょっと緊張。
完全に下界に下りると正直またホッとした。
なんとか旅のハイライトを無事に超えられた達成感があった。
しかしチェンライ県に入ったところでまたとんでもないトラブル発生。立て付けの悪かった助手席の窓が閉まらなくなった。
窓が閉まらない車で旅行なんて出来ない。行く先々で見かけた修理屋を覗くが元旦にやっているわけが無い。
チェンライ市内に入れば何とかなるかと思いながら行くと救いに神。
タイ版東急ハンズHomePro。いつもお世話になっております。
駐車場に入って中を見ると営業中。あぁ良かった。
車を止めて窓の隙間を覗いて見ると、窓が上下する時の溝から窓が外れてしまっていた。早速HomeProで長い鉄の定規を購入し二人がかりで何とか試行錯誤するうちにうまい具合に溝に戻ってくれた。
これでまた先に進める。窓は開けられなくなったが。
さんざん迂回してまた1号線に戻ってきた。バンコクから続くパホンヨーティン通りだ。やっぱりホッとする。
チェンライ市内に入るとまたカリビアンを見かけるようになる。
貧乏人が乗る車も地方都市ではまだまだ健在なのである。
残念ながら日本人の素敵なおじさまが乗る白いカリビアンには遭遇できなかった。
今回はチェンライはスルーした。以前泊まった事のあるG.H.のソイを抜けランドマークの時計塔を半周し更に北を目指す。
ちなみに前を走っているのは先ほどのカリビアン。ちょっとしたストーカー(笑)
それから約1時間、ついにジミー号で辿り着いたタイ最北端の地、メーサーイ。
フロントガラス越しに国境の青い建物を見た時にはちょっとこみ上げるものがあった。
1号線パホンヨーティン通りの終点。本当に長い道のりだった。
そして2014年元旦の日記は②に続く。
2014年元旦。
花火の音で目が覚める。外はとても寒かった。おそらく10度前後だろう。
まだ焚き火の火種が残っていたので火を起こして暖を取る。
空を見上げるとたくさんのコムローイが上がっていてきれいだった。
しかし周辺からはムードぶち壊しのタイポップスが大音量で流れ始めた。
日頃はこうしたタイ人の節操の無さを楽しんでいるところもあるが、ここでこれは無いだろう・・・仕方なく耳栓をしてまた寝る事にした。
5時過ぎ位に友人に起こされる。
テントの中で服を6枚くらい着込み靴下も2重に履き更にシュラフに包まって毛布をかけて寝ていたがそれでも寒かった。日の出前は間違いなく5度以下だったに違いない。
しかしせっかくの初日の出を見逃す訳にはいかないので飛び起きて山頂行きのソンテウに乗り込む。ドライバーはラオスから出稼ぎに来ているのだろうか?言葉はラオ語だった。まぁタイ語とラオ語は似ているので問題は無い。
駐車場から列を成す観光客に混ざって山頂まで歩く。こういう時にヘッドライトはとても便利だった。
友人のすすめで、山頂ではなく下のビューポイントから東の空を見上げる事にした。

頂上からは時折コムローイがあがる。
言葉には表せないくらいきれいだ。
6時を過ぎても陽は出ない。
と、突然天空の境界線にオレンジ色の光が現れた。

最高の初日の出だった。
鳥もおめでとう。

陽が少し昇ってきたところで下山する事にした。
何しろ人が多いので正直あまり長居はしたくなかった。

帰り道に山岳民族の子供たちがいた。

簡単な朝食をとってからテントを撤収し温かくなってきた頃に出発することにした。行き先はゴールデン・トライアングル。
友人はメーホーソン方面へ行くのでここで別れた。
帰り道の運転も楽しかった。車の調子は相変わらず良くなかったが、エンブレとブレーキを使い分けながら山道を下るのも良い経験になった。1093→1155→1021→1020と行きひとまずチェンライを目指す。

しかし、いざ雲海の中に入ると視界不良でちょっと緊張。

なんとか旅のハイライトを無事に超えられた達成感があった。
しかしチェンライ県に入ったところでまたとんでもないトラブル発生。立て付けの悪かった助手席の窓が閉まらなくなった。
窓が閉まらない車で旅行なんて出来ない。行く先々で見かけた修理屋を覗くが元旦にやっているわけが無い。
チェンライ市内に入れば何とかなるかと思いながら行くと救いに神。

駐車場に入って中を見ると営業中。あぁ良かった。
車を止めて窓の隙間を覗いて見ると、窓が上下する時の溝から窓が外れてしまっていた。早速HomeProで長い鉄の定規を購入し二人がかりで何とか試行錯誤するうちにうまい具合に溝に戻ってくれた。
これでまた先に進める。窓は開けられなくなったが。
さんざん迂回してまた1号線に戻ってきた。バンコクから続くパホンヨーティン通りだ。やっぱりホッとする。
チェンライ市内に入るとまたカリビアンを見かけるようになる。
貧乏人が乗る車も地方都市ではまだまだ健在なのである。

今回はチェンライはスルーした。以前泊まった事のあるG.H.のソイを抜けランドマークの時計塔を半周し更に北を目指す。

それから約1時間、ついにジミー号で辿り着いたタイ最北端の地、メーサーイ。
フロントガラス越しに国境の青い建物を見た時にはちょっとこみ上げるものがあった。

そして2014年元旦の日記は②に続く。