タイでカリビアン

バンコク移住生活4年目からの記録

'17.10 中国⑩ 香格里拉~徳欽

第6日



今日は遠出のため早起き。香格里拉は北京時間と一緒なので日の出が遅い。朝食前に大亀山公園に登ってみた。
空気が澄んでて気持ち良い朝。


しばらく待つとお日様が出てきた。
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今日もきれいに晴れてくれた。目的地もこれくらい晴れてくれる事を祈る。


月光広場脇のお店で今日もヤクミルクを頂く。
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ほとんどクセのないヤクミルクに黄な粉のような粉をかける。ほんのり甘くてとても美味しい。バター茶ともまた少し違うようで、彼女は青稞の粉ではないかと言う。


宿に戻って出かける支度をし、食事前にお隣の犬広場へ。
朝早くからブサイクさんは友達の短足さんと遊んでいた。遊びの最中でも呼ぶと飛んでくるかわいいブサイクさんだった。


食後に外を見ると、ブサイクさんと短足さんが宿まで遊びに来てくれていた。
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今日はちょっと留守にしますよ。お留守番よろしくね。


香格里拉行きが決まり、地球の歩き方「チベット」を買って読んだりして色々と情報収集をしたが、香格里拉を調べると必ず出てくるものがあった。今日はそれを見に行く。香格里拉からバスで5時間半ほど行った徳欽にあるらしいが、行く価値はありそうだ。
宿のYanさんに徳欽行きを相談すると片道一人70元で車を手配してくれた。
車は乗り合いでオンボロなバンだったが、こういうのはラオ旅行などで慣れているので平気。
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今回は自分達と現地の女性とドライバーの4人だったので、ゆったりと座れた。ウドムサイ以来の雲南ナンバー。


シャングリラを出発して納帕海の横を抜け、国道214号線をひたすら進む。
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ちょっと町を離れると素晴らしい自然が待っていた。


観光ルートなのでインフラ整備は整っている。
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トンネルのデザインがチベットっぽい辺りにタイとは違う中国のこだわりを感じた。色々あるが、さすが大国。


シャングリラを出てしばらくすると風景が随分と変わってきた。
緑豊かな山が荒涼とした岩山に変わり、岩山の間を縫うように川が流れている。
実はこの川はメコン川の源流である瀾滄江であり、このエリアは2003年に怒江、瀾滄江、金沙江の三本の大河が平行して流れる「雲南保護地域の三江併流群」という世界自然遺産に登録されている。


迫力の岩山とその間を流れるメコンの源流。
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これも見たかったので、車窓からとは言え実に満足!
今までにも色々なところでメコン川を見てきたが、この流れがその源流かと思うと何とも感慨深い。中国政府がこの河川に巨大ダムを4つくらい建設したせいで、下流の東南アジアの地域では水量が減少して困っているという話も聞くが・・・


ちなみにこの周辺はブドウの産地でもあるらしく、沿道にはブドウ棚があった。
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自分は飲まないのだけど、ここの地ワインは美味しいらしい。


途中の町のガソリンスタンドで休憩。
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ここの女子トイレが故障中だったので、彼女と仲良く隣でニーハオトイレ。 郷に入ってみたら案外平気だったw 何事も経験ですな。


途中、ドライバーさんが景勝地のようなところに停まってくれた。時間が無かったのでちゃんと見なかったが、後で調べたらどうやら金沙江大拐弯だったらしい。
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金沙江が大きく湾曲している端の部分だけ見えた。


更にしばらく進むとまた標高が上がり、空気が冷たくなってきた。
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目的地が近づいてきた感じがした。


雪山なんて一体何年振りだろうか?北海道産まれの彼女はつい少し前も帰国して雪を見ているが、自分が最後に雪を見たのがいつだったか思い出せない。
これは白馬雪山だろうか?調べる手段がなくて結局わからなかった。


結局3時間ちょっとで徳欽の町に到着。
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同情の女性はここで下車した。徳欽はチベット自治区との境の土地。もはや中国なのかどこなのかわからない雰囲気。


今回はこのもう少し先まで行くが、時間があったらこの不思議な町もちょっと見てみたかった。
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香格里拉に着いた時も同じように思ったが、更にとんでもない所に来てしまったものだと改めて思った。
徳欽で女性を降ろし、車は目的地に向けて再び出発。


徳欽は山間の谷沿いの町。そこからまた少し標高を上げながら進む。
徳欽から約10キロ。最終目的地の飛来寺景区はもう目の前。


飛来寺景区に到着し国道214号線沿いで車を降りた。
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山頂はぶ厚い雲の中だったが、今回の旅行の最終目的地であり、一番見たかった梅里雪山が眼前にあった!


本当に長い道のりだった。
梅里雪山こんにちは!