'17.10 中国⑤ 香格里拉
香格里拉に到着してテンションがあがるのを抑え、高所順応のために宿の近くをゆっくり散歩する。
ありがたい事にすっかり晴天になった。
犬広場で子犬と遊ぶ。
この周辺の犬は鼻が短くてかわいい。
徒歩圏内の独克宗古城の中を歩く。
至るところにチベット文字が描かれていた。
散歩していると中国人観光客が目立つ。
きれいな仏塔があった。みんなでマニマニ回す。
お腹が減ったので昼食を食べようかな。
町中は観光地化されているのでレストランもたくさんある。
手近なレストランで名物バター茶を注文。
ヤクのミルクをベースにしたお茶。甘いものとしょっぱいものがあった。隣のホットケーキは青稞のケーキ。甘いバター茶につけると美味しい。
食後に月光広場へ戻るとヤクがいた。
恐らく本物のヤクを見るのは初めて。こんにちは。
お腹を休めるために一旦ホテルに戻る。その途中で大切なものを購入。
酸素は色々なところで売っていると聞いていたが、実際その辺の便利屋で売っていた。1缶30元。手に持つととても軽いが。1リットル入っていて予想以上にたくさん吸えた。
高所に少しずつ慣れるために夕方に大亀山公園に登ることにした。
バンコクなら走って登れる程度の丘だが、一歩一歩ゆっくり登った。
大殿の中は撮影が出来なかったが、内部は今までに見た事が無いくらい荘厳で厳かな雰囲気だった。
それから左のお城を回ってマニ車に向かう。
近くで見るマニ車。やっぱりでかい。
驚く事に動力はなく、人力で回すものだった。
彼女が回そうとしたが、全く動かない。すると、周りの中国人観光客がみんなで手伝ってくれた。みんなで力を合わせないと回らないなんて、とても素敵な造りじゃないか。
マニ車の所から町を眺めていると月光広場で音楽が鳴り出した。まだ陽も落ちないから広場に降りてみよう。
美しい屋根と夕陽の空。
7時ちょうどにライトアップが始まった。
作り物とはいえ、これはなかなかの迫力だった。しかも時間と共に色が変わる。ここまでやられるともはや脱帽するしかない。タイのその辺の作り物とはまるで比べ物にならない程の作り込まれようだった。この辺りに「理想郷」を作ろうという中国の徹底的な意思を感じた。
真ん中で地元の皆さんが踊り始めた。
盆踊りというか、健康体操というか、見ていてとても楽しい。
夜の香格里拉、独克宗古城内を散歩。
ソンクラン時にルアンパバーンに行って思ったのだが、歴史的な建造物が似合う雰囲気の町に音楽が無いのはとても良いと思う。ルアンパバーンしかり、シャングリラもまたしかり。バンコクにいるとAC/DCみたいなロックとか4つ打ちの電子音楽とかタイポップスとかがどこでも聞こえてくる。それはそれで良いのだけど、シェムリアップのバーストリートのようにカオサンみたいになってしまうと趣もへったくれもなくなってしまう。シャングリラで聞こえてきたのはこの音楽と胡弓と打楽器の音くらいでより一層異国情緒あふれる感じがした。
少し静かなエリア。
2014年に旧市街が火事で燃えたと聞いたが、新しい建物はその後に立て直したものかな?古い町並みも見てみたかった。
夕食は犬広場の四川飯店。
何故かベジ。しかし、この蓮根は最高に美味しかった。
この犬広場で一番の仲良しになったブサイクさん。
ブサイクなのだけど、とても人懐っこくてかわいいヤツだった。
食後に部屋に戻る。大きな窓から大亀山公園のお城が見えた。
何だか明日も素敵な一日になりそうだ。おやすみなさい。