タイでカリビアン

バンコク移住生活4年目からの記録

第二日 カンペーンペット~スコータイ

第二日 カンペーンペット~スコータイ

カンペーンペットは名前しか知らなかった。出発のしばらく前に具体的なプランを考え始めた時に初日にどこまで行くか地図を眺めながら考えていた。当初は初日スコータイと思っていたがジミー号のキャパシティを考えるといきなりスコータイはちょっと厳しく思えた。そこで地球の歩き方を引っ張り出してスコータイ手前の町を探すとカンペーンペットに目が行った。
小さな町だが遺跡もあるし距離もちょうど良い、という事でこの地に最初の宿をとる事にした。

昨夜は町の中心をブラブラ。今日は朝から遺跡観光をしてそのままスコータイへ移動することにした。
しかし、ホテルを出るなりエンジンの不調が再発してアイドリングが異常に低い。寒いのが良いのか悪いのか、恐る恐るの出発になった。
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ピン川の中州の広場でクーラント液(ただの水)やオイルをチェックして出発。


まずは市内のワット・プラケオ。
バンコクのエメラルド仏があったとも言われている。
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バンコクで見るのとは明らかに違う顔のブッダ。


遺跡はちょっとした大きさだが、とにかく静かで人が少ないのが良かった。
そして修復されている箇所とそうでない箇所があった。
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大昔の石仏は修復されなければ皆このブッダのように朽ち果てていたのだろう。この物悲しさと静けさには哀愁を感じずにはいられなかった。


一方できれいに咲く花に癒される。
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葉っぱに乗って遊んでみる。
日本の秋のようだった。


続いてスコータイへ向かう101号線沿いにカンペーンペット遺跡公園がある。ここは直径2キロ程の公園内に当時の遺跡が点在している。
この遺跡公園は更に静かで本当に素敵なところだった。
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緑の中に忘れ去られたように点在する遺跡群。林を歩けば落ち葉を踏む音が聞こえてくる。


散歩中、ふと遺跡の端にかすかな物音を聞いた。
振り向いて見ると真っ青のきれいなサソリが歩いていた。


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更にその目の前の岩には巨大なムカデも這っていた。近づけてみたが残念ながら直接対決は見られなかった。
日本では上野の動物園でも行かなければ見られないのにさすが東南アジアだと思った。


林の中にはたくさんの壊れかけた遺跡があった。
時々保存状態の良いものもあった。
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朽ち果てながらも何とか立っているブッダ。凛としたお顔をしていらっしゃった。


遺跡公園を後にして101号線を北へ進む。しかしエンジンの調子はますます悪くなり、とうとう異音と異臭がし始めた。祈るような気持ちでやっと見つけた地元の修理屋さんで見てもらうと何とエンジンオイルが底を尽きかけていた。2ストじゃあるまいし・・・ と言っても応急処置しか出来ないのでエンジンオイルを入れ、予備のオイルを購入して出発。異音と異臭は一応収まり何とかスコータイへ辿りついた。
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初のスコータイ。町もそれなりに大きかった。早速予約していたG.H.へチェックインしたが宿のお兄ちゃんは泥酔状態。なんとか部屋に案内してもらうが、鍵はちゃんと掛からないし陽がまったく入らずカビ臭くてお湯も出ない。色々な安宿に泊まった事はあるが相当酷かった。貧乏旅行者と言う訳でもないし一応会社員で少しは贅沢しても罰も当たらない身分なので、失礼とは思ったが他に宿を探す事にした。
近くのシンワット通り沿いにスコータイ・オーキッドというタイ人向けのホテルがあり値段を聞いてみると一泊400B。文句の付けようが無いので即チェックインしてやっと一息。


夕方になると川沿いの道で市場が開かれて盆踊りらしきをやっていた。
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そうだ、もう年の瀬なのだ。しかし寒いのにおばちゃん達はみな元気だった。


是非、この場の空気感を味わって頂きたい。
音楽も良かった、なんだか。


夜はツーリストに人気のドリーム・カフェへ。
アンティーク調の落ち着いた店内にはファランやタイ人がたくさんいたが皆静かに過ごしていて居心地はとても良かった。
寒かったので体が温まりそうなしょうが焼きを頼んでみたが、過去に食べたどんなしょうが焼きよりも可愛いしょうが焼きだった。
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心も体も温まり、明日は待望のスコータイ観光へ!