タイでカリビアン

バンコク移住生活4年目からの記録

バンコクに来て10年経った

毎年2月になると思い出す。

2010年の2月23日に日本を出国し、しばらく東南アジア~中央アジアを旅行。その年の終わりにタイで就職が決まり、そのまま今に至る。日本を出て10年経つか。この10年でバンコクは大きく変わったものだ。

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最初の年は旅行者だった。2010年と言えば赤組と黄組がバンコク中心部で戦争をしており、チットロムのセントラルが燃えた年だった。当時のアビシット首相の緊急演説をタイ南部やラオスでテレビで見たのを覚えている。

 

2011年には洪水騒ぎがあり、バンコク中心部はかろうじて洪水被害を防いだものの、国中に被害が出た。センセーブ沿いに住んでいた嫁さんが洪水被害を危惧してうちに転がり込んで来たのはこの頃だったっけ。

 

このブログを書き始めた2014年には再びデモが発生。当時のアソーク周辺はデモ隊によるステージ設置やテントなどで道が占拠されて大変だった。

プラユット首相による軍事クーデターはこの時だっけ?タイはいつも同じパターンをくり返しているのでわからなくなる。

 

多くの人はイメージ的に軍政=悪、と決めつけるが、軍政だろうと民主政治だろうと王政だろうと、国民の多くが穏やかに暮らせる体制が一番だと思っている。実際、赤組系の人々は弾圧されていると思うが、多くのタイ国民は、少なくとも表向きには平穏にやっているように思える。なので、自分は赤と黄の戦争が起こるくらいなら軍政で良いと思っている。

 

2014年以降、しばらくは落ち着いていたかな?タイに来て11年目に入り、今度はCOVID-19のパンデミックにより世界中が大混乱に陥っている。

明日にはタイ政府が非常事態宣言を発令。日々変わる感染状況に迅速に対応するために閣議決定したもので、この措置は評価できる。本当は商業施設の閉鎖によってバンコクに出稼ぎに来ている人々が帰省する前にバンコクを封鎖できれば良かったが、今言っても仕方ないので、政府の迅速な対応に従おう。

まだ発表されていないが、恐らく夜間外出禁止令とバンコク封鎖が告げられるのではないかな。日中の通勤とスーパーなどの買い出しさえ許容してもらえれば、物はあるのでなんとか生活していけそうだ。

4月のチャーン島、Dream Thater公演、5月の北海道旅行、仲間とのキャンプなど、諦めた事もたくさんあるが、今は我慢の時。

COVID-19の治療薬が開発され、パンデミックが収束することを1日も早く願って!

 

東京オリンピックも延期となった。世界を代表する伝説の日本人クライマー、野口啓代ちゃんは東京五輪を最後に引退することになっていた。年齢的にギリギリなのだが、後1年踏ん張って、最後に夢を見せて欲しいと心から願っている。

啓代ちゃんガンバ☆