'17.10 中国⑦ 香格里拉
素晴らしかった納帕海観光を終え、次のお寺に向かおうとするとドライバーのおじさんが山に行かないか?と誘ってきた。どうやら近くの山に登れるらしい。まだ時間はお昼なので断る理由は無い。行ってもらうことにした。
納帕海から車で20分ほど、市街地に西側の空港の更に向こう側に山が見えてきた。
香格里拉に着いた時は小雨が降っており、雲に隠れてほとんど姿が見えなかった藍月山谷風景区の石卡雪山のようだ。
1本道を少し登り、駐車場に車を止める。
マニ車を回しながら入り口に向かう。
なんだかかわいい建物。
チベット文化エリアの建物はみんな独特で素敵だ。
タイでは見られない深い緑と紅葉のなか、5色のタルチョが映える。
とても寒いんだけど、秋~という感じ。
ロープウェーはちょっと高かったけどもちろん乗ります。
高いところ苦手なんだけど大丈夫かな??
このロープウェー、見た目は古いがかなりしっかり出来ていて、高所が大嫌いな自分でも全然平気だった。
うぉ~日光か?といわんばかりの紅葉。日光はもっと凄かったと思うが、あまりに久々の紅葉なのでちょっと興奮。
ある程度登ると今度は遠くの景色が見えてきた。
よくわからないが、香格里拉の北東の山脈だろうか。かなり久々の雪山を見て感激した。晴れた日に埼京線の赤羽発の車窓から富士山が見えたっけ。それ以来かも。
15分ほど乗っただろうか、第1ロープウェーの終点に到着。ここには天空の牧場があった。
亜拉青波牧場。標高約3,800メートル。なんと、ここは富士山より高いところにある牧場だった!
ここから第2ロープウェーに乗ると石卡雪山へ行かれる。しかし、ここまで登る事を予想していなかったので酸素を持ってきていなかった。仕方なく牧場で一旦休憩して散歩。
富士山より高い牧場を歩きながらヤクさんを眺める。なんとも不思議な感覚だ。
夏の季節には高山植物も見られるそうだ。
名前はわからないが、きれいな花が咲いていた。
残念な事に、酸素が薄いため軽い頭痛とフラつきが収まらない。
この不思議な世界のベンチで休憩。
おとなしいヤクさんに癒される。
一応危険なので近づくなと書いてある。確かに突っ込まれたらひとたまりも無いだろうな。
ここまで高度を上げると天気の変化も激しい。
青空だったり急に曇ったり・・・
第2ロープウェーは後600mほど登るらしい。石卡雪山の標高は4,449m。下から見ている限り、石卡雪山の頂上まで行っても雲が多すぎて景観は望めなそうだ。
高山病の恐ろしさはそれなりに知っていたが、いざ自分に低酸素症の症状が出ると他人事では無くなった。今後の事を考えて残念だが石卡雪山は諦める事にした。
帰りのロープウェーに乗ってちょっと一安心。少し下りると天気も回復してきた。
絶景の山脈をズームで撮影。
あっという間の空中散歩だった。
紅葉が迎えてくれた。酸素も大分濃くなって体調も回復してきた。やっぱり日本人は富士山より高いところに行くべきではないのかな?などとちょっと思った。
強風でタルチョが心地良い音を出していた。
バタバタ・・・と凄い音!
藍月山谷風景区最後の1枚。
お気に入りの写真。
さて、シャングリラ市内観光の締めくくりにお寺参りに行こう!