タイでカリビアン

バンコク移住生活4年目からの記録

ガス欠カリビアンと路線バス

先日スクンビット通りを走行中にガス欠した。


予想の範囲内の出来事だったが、さすがに焦った。パタヤ旅行の帰りにLPGスタンドに立ち寄るタイミングを逃したが、まぁ大丈夫だろうと帰宅。先日、そのままでバンナーのクライミングジムに向かう途中だった。ウドムスック辺りにLPGスタンドがあるはずで、そこまでは大丈夫だろうと甘く見ていた。


ところで、LPGガスの残量はどこで確認するか?
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車内になにやら取って付けたような計器がある。これがLPGのガスメーター。しかし全く当てにならない。
給油の度に走行距離メーターをリセットして目安にしているが、際どい時はタンクのメーターで確認する。
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この左下のがメーター。タンクについており、これが正となる。


先日出発前に確認した時はレッド・ゾーンに入っていたが、何とかなると甘く見ていた。ジミー号はLPGとガソリンのハイブリッド・カーで、スイッチで切り替えが出来る。そして、いざと言うときの為にガソリンは満タンにしてある。備え有れば憂い無しとも言えるが、同時にこういう油断が良くないんだと実感。


しかし、ウドムスックまで後ちょっとのところでいきなりエンジンの回転数が上がらなくなった。アクセルを踏み込んでも2000回転まで上がらない。
冷や汗をかきながら路駐してメーターを見るとレッド・ゾーンの下のほうだった。正確にはガス欠ではないようだが、ここまでガスが少なくなると走行不可になるようだ。恐る恐るガソリンに切り替えてみるとエンジンは何事も無かったかのように高回転してくれた。あぁ、よかった。
走行距離から計算してみると、クーラーを付けての走行ではリッター6キロ前後のようだった。パワーが無い割りに燃費の悪い車だけど仕方ない。それよりも今後は空腹で走らせる事の無いように気をつけます。



ところで、先ほど所用でHomeProへ行った帰りに2番のミニバスに乗った。オレンジ色で小型のバスである。
たまたま一番前の席に座れたので、観光客並みにはしゃぐ彼女を横目に運転手目線で道路を眺めて見る事にした。
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まず、この視野の広さに改めて驚いた。丸見えである。


乗用車乗りにとってバスは天敵である。何しろ奴らは大きい。車幅、長さ、威圧感など、ミニカーのカリビアンとは比べ物にならない。
よく、バスに後ろにつかれると今にもぶつかるんじゃないか?と思うくらい接近されるが、バスから見るとそうでもなかった。
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きっと前のタクシーは気にもかけないだろうが・・・


乗用車の利点は小回りが利く事。ジミー号もしばしば加速の遅いバスの前にひょいと割り込んだりする。この運ちゃんは気が短いようで、割り込まれるとブツブツ言いながらクラクションを鳴らしていた。
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ところで、計器は何一つ作動してないようだった。ガス欠を経験した直後なので給油のタイミングをどうしているのか気になった。

そして観察の結果、バス停で車線をまたいで停車する横柄なバスには敵わないので近づかないのが一番だと改めてわかった。


ちなみにこのバスの運賃は8バーツ、23時以降は9バーツ。
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移住した頃は7バーツくらいだった記憶があるが、近年のバンコクでは様々なところで物価が上がっている。
発展途上国なので緩やかなインフレは当然なのだろうか?経済のことはよくわからないが、とりあえず生活に影響はほとんど無いので良しとする。どの道タイの物価上昇率なんて自分の給料には何の影響も無いし。


そして運賃は上がっても、もちろんサービスは相変わらず。
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この切符はそのままでいて欲しい。いや、変わりようが無いか。


ところで、LPGガスはプミポン国王の御意向で安価で販売をしていたそうだが、近年世界価格並みに引き上げる動きがあるという話を聞いた事がある。今はガソリンの半分以下だが、価格が同じくらいになればタイのハイブリッドカーの旨みも無くなってしまうかも知れない。ただ、先日久々にガソリン走行をして思ったが、やっぱりガソリン車はガソリンで走らせるのが一番だと実感した。トルクが全然違うのだ。ジミー号には無理ばかりかけて申し訳ない・・・