タイでカリビアン

バンコク移住生活4年目からの記録

休日のバンコク散歩

先日の休みは所用があり散歩に出かけた。


チットロム周辺までなのでジミー号はお休み。久々にバスに乗る事にした。
しばらく続いたデモのせいでバスの存在を忘れていたが昼間チットロム方面へ出かけるにはバスは便利だ。
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新しいスマホのカメラの性能はこの程度だがブログ用には十分か。


家のすぐそばから2番のバスでスクンビットを行く。バスから外を見るとツーリストとして遊びに来ていた頃を思い出す。当時は面白がってよくバスに乗ったものだ。
道は空いていたのでストレス無く進む。プルンチットを過ぎた辺りで下車。
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この辺りのオフィスビル周辺には緑やカフェがある。都会のオアシスのようで歩いても気持ちが良い。


程なく目的地に到着。
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友人から靴のセール情報を聞いて覗きに来た。


ちなみにあれほど周辺を騒がせていたデモ隊占拠も今ではこの通り。
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Amarin連絡通路より


Amarinの1階では時々セールをやっている。普段はまず買い物などしないのだが彼女が気に入って履いているKEENの靴が格安セールになっているとの事。売り場へ行ってみると確かに安かった。最大90%値引き!
結局4足も買ってしまった・・・
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気になるお値段は4足で3150B。なんとプロパー価格1足分以下。
ちなみに左上のは自分用。


せっかく都心に出てきたので高級ブランド店などを覗いて見る。
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最近会社の友人から洋服をたくさんもらった。彼女は以前アパレルの仕事をしており、バンコクに昔の服を大量に取り寄せたのでその運搬を手伝ったお礼にともらったのだ。
その中身が凄かった。ギャルソン、Y's、Helmut Langなどお高い服ばかり。自分も日本ではファッションの仕事をしていたので価値はわかる。だがもちろん自分で買ったことなど無かった。
ちょうどAmarinの隣にギャルソンがあるのは知っていたので冷やかしに覗きに来てみたが当然敷居が高くて入れなかった。


続いてもう一つの目的地、AISへ。
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セントラルのAISは混んでいた。日本のドコモショップみたいなものか。
そして、その対応もドコモショップ並みだった。受付の係り、番号札による対応、係員の応対など、なかなか良かった。


先日スマホを買った事は前回書いたがそのデータプランの見直しに来た。
AISは最近3Gへの移行を始めたらしくSIMのアップデートをしてもらった。今までは2Gのネットワークだったが3Gにアップデートしたら途端に速くなった。
携帯に依存した生活なんて御免なので使用頻度は今までと変わらないとは思うが、使い勝手が良くなるのは大歓迎だ。
ふとDavid Gilmourの言葉を思い出した。
「機械にあやつられちゃいけない 機械はそれだけじゃ何もできない それを動かすのは人間だ」


無事に用事が済んだところでカフェに行って読書をすることにした。
まだ読んでいない本がいくつかあるのでたまには優雅にカフェで読書でもしてみよう。
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ここはよく行くカフェ。


今読みかけの本はこれ。
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このブログでも時々書くが、自分はいわゆる保守派である。
何故「日本共産党」なのか?この本は当時党NO4の座にありながらセクハラ疑惑で党を追われた筆坂氏による書だ。いわゆる暴露本とも言えるか。しかし暴露本と言っても闇雲に悪口を書くのではなく、39年も在籍した彼の党に対する率直な意見が書かれている。

自分が若い頃は今と違って反日左翼思想が当たり前だった。ちょうど親のPTAの知り合いに共産党系の弁護士さんがいて、親から「何かあったらあの正義の弁護士さんに頼みなさい」などと言われた事があった。だから子供の頃は共産党の人はいい人だと思っていた。
確かに共産党系の人たちはいい人なのだ。自己犠牲の精神を持ち合わせ平和、平等、人権の大切さを訴え、それを自ら実行しようとする。
ただ最近気づいたのは彼らの発想は性善説に基づいていると言う事。
世の中みんながいい人なら警察も軍隊もいらないのだ。そして彼らが目標とする社会主義も共産主義も腐敗も崩壊もしなかっただろう。
だが、実際は話合いで解決出来ないから問題が発生する。侵略も武力衝突も戦争も起きる。世の中には必要悪があり自由主義なら格差も当然ある。人間は欲深いのだ。
本書を読んで、そういう現実から目を背けて自分達だけが正義だが国民に理解してもらえないと低迷を続ける事に何の反省もしない日本共産党には哀れみすら感じてしまった。そして、今こうして保守論が表立って出来る時代になって改めて昔の日本は異常だったと再認識させられた。


読書も終え帰る頃にはきれいな夕焼けが見えた。
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これから帰って楽しい試着大会。
靴箱の整理もしないと・・・