タイでカリビアン

バンコク移住生活4年目からの記録

デモ隊撤収

数日前にバンコク反政府派が3/3に主要デモエリアを撤収させてルンピニ公園に集結させるというニュースが発表された。


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1月のデモが始まった当初のアソークの交差点。

最初はみんなお祭り気分で面白がっていたが実生活に影響が出始めるにつれて辟易して来ていたので嬉しいニュースだった。
観光客ではないので日本のニュースで言われているのとはちょっと違うが悪影響は確かにあった。騒音、渋滞、道路封鎖による歩きにくさ、一部悪臭など。

本当に撤収するのか疑問であったが、今朝アソークを歩いていたら確かに撤収が始まっていた。そして夕方には完全にいつものアソークに戻っていた。
ほっと一息だ。

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スカイウォークから。


他国の事なので善悪の判断などは出来ない。
今回の撤収も様々な情報が錯綜していて本当の事はわからないが、結局は上同士の権力争いなのだろう。
ただ、権力の無い政権では磐石な政治運営が出来ず、ひいては国力の低下につながるのも事実だ。そしてそれは国民の生活の質の低下にもつながってくるだろう。
そういう必要悪と言う現実と理想とのバランス感覚をしっかり持って第三者的な目線から物を見る事が大切だと思う。タイはそういう目線で見るとやっぱりまだまだ発展途上なのだと思ってしまった。

こういう事は日本にも当てはまるものだ。
日本人は平和、平等、人権と言ったような事を真に大切にする民族だと思う。これは日本人の平和的で謙遜を美徳とし思いやりと優しさを併せ持つ素晴らしい国民性から来るもので、絶対に失ってはいけないものだ。
他方、日本の現状を見ると、今は平和だと思っている日本人が大多数だが実際は戦争中と言っても過言ではない情勢下に置かれていると思う。
兵隊が飛行機から落下して来たり船から上陸してくる戦争ではなく、圧倒的武力を背景にした外交術による国益の奪取や工作員を使ってのプロパガンダによる国力の減衰などを狙った情報戦だ。表には見えない戦争を仕掛けられていると言える。
そういう状況を正しく冷静に見極めて、その中で日本人としての心は失わず、その上で対外的にはしたたかに世界で立ち回っていかなければならない時代だと痛感する。
実際の世界はまだまだ平和、平等、人権を尊重するには程遠いよね。


タイに住んで4年になる。内から見ていた日本と今外から見る日本とではずいぶん違って見える。それだけでも外に出た価値があるというものだ。
まだまだ日本には帰らないが我が祖国が本当の意味で独り立ち出来る日が来たら帰国を考えてみようかな・・・

それまではタイ生活をエンジョイ
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慣れないとちょっと寂しく感じる・・・
早く元に戻さないと。


ちなみに明日からはクラビだから帰ったらブログを更新しよう。