タイでカリビアン

バンコク移住生活4年目からの記録

ヨガを始めて10カ月経った

昨年の7月初旬にアシュタンガヨガを始めてから約10ヵ月が経った。

自分がヨガを始める前から嫁さんがアシュタンガを少しやっていたので何となく見ていたが「こんな事絶対出来ない」と思っていた。

ところが、10カ月もやっていると無理と思っていたポーズ(アーサナ)も段々と出来るようになってくるから人体とは不思議なものだ。そして、やっぱりどんな事でも続ける事には大きな意義があるという事を改めて実感した。

「出来るようになってくる」と書いたが、それは手が届くようになった、とか形作る事が出来るようになっただけで、まだまだ全然ポーズの深さもポーズの理解も初心者レベルである。しかし、それでもポーズの組み立てすら全然出来なかった最初の頃に比べれば随分と成長した。

 

アシュタンガヨガには6つのレベルがある。まずPrimary Series(初級)。次にIntermediate Series(中級)。そしてAdvance Series(上級)がAからDまで4つある。もちろん最初はPrimaryから始める。アシュタンガヨガのポーズはラジオ体操のように全てシーケンスが決まっている。正確にはポーズ、呼吸、視点が決められているので、世界中どこのシャラに行ってもアシュタンガのクラスなら同じことをやっている事になる。これによってヨガをしながら瞑想状態に入っていく。故にアシュタンガヨガは動く瞑想と言われている。

手本となる動画は以下のもの。

アシュタンガヨガの創始者、Sri K. Pattabhi Jois氏によるサンスクリット語のカウントに沿って彼の子弟達が流れるように次々とポーズを決めていく。この動画はアシュタンガヨガのバイブル的な映像と言えるものだと思うが、少しだけポーズが省略されている。

 

そのため、現在は以下の動画を使っている。

この動画は、上記Pattabhi Joisの音声を編集して完全なPrimary Seriesを再現している。しかも声は聴きなれたPattabhi Jois氏のものなので、これが一番やりやすい。我々はPrimary Seriesのシーケンスは完全に記憶しているので、練習中は音声のみ聞いて基本的に映像は見ない。

 

YouTubeでAshtanga Yoga Primary Seriesと検索すれば様々な映像が出て来るので、時々違う先生の音声を聞いてやることもある。先生が違うと感覚も少し変わるので、それはそれでまた面白い。

以下のLaruga Glaser氏のカウントはちょっと早めだが、イケイケな感じで楽しい。

しかし、ガンガン次のポーズに移って行くので、終わると結構疲れる。

 

我々は定期的に自主練を撮影している。狭い室内で撮影するときにはGoPro8がとても役に立つ。Super View(超広角)にすると魚眼のゆがみが激しすぎるので、Wide(広角)にセットし、定点撮影なのでHyper Smooth(手振れ補正)もオフにする。そうして少し距離を取って撮影すれば全体を写せる。

1時間2~30分を3分弱にしたので約30倍速の映像になる。常夏のタイでしかも今は暑季。締め切った室内で二人でやっていると大量の汗をかく。終わるころにはヨガマットの上に敷いたヨガタオルが汗で変色し、重くなるほどだ。しかし、この快感はやめられない。

 

まだまだ出来ないポーズもあるけれど、10ヵ月でここまで来たのでこれから先何年も続けたらどこまで行けるのだろう?そんな期待を胸に抱きながら日々ヨガの練習を続けている。

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こうして天地逆に見る景色はとても不思議。

 

ビーチでも。

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体重をかけると砂がへこむけど。

 

家でも。

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今は変な騒動のせいで家にいなければいけない時間も増えたが、ヨガを始めたおかげで退屈することもない。

ヨガの目指すところは心の作用を滅すること。色々なことに流されず、心と体の健康第一でこれからもヨガの修練に励んで行こうと思っている。

 

それでは。