タイでカリビアン

バンコク移住生活4年目からの記録

VOX MV50 Rock

毎年誕生日が近くなると一応プレゼントは何が欲しいか?という話が出る。最近ハンディカムやカメラを新調したが、プレゼントしてもらうには高額だしちょっと微妙。で、結局いつもちょっとしたもので済ませているのだが、今年は珍しく欲しいものがあった。
そんな訳で、実際の誕生日よりは随分早いが、在庫があるかなどの調査も兼ねて先日チットロムのセントラルまで行って来た。
目的のお店は楽器屋さん。
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そしてお目当てはコレ。
VOXの全く新しい真空管アンプ、MV50シリーズ。


真空管アンプと言えばまずデカくて重い。そしてもちろん値段も高い。
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自分が日本で最後に所有していたMarshallのJCM800、50W。家庭で使用するには色々な点でかなり無理があった。


このMV50は新開発の蛍光表示管技術を応用した新真空管Nutubeを採用することで小型化と省電力化に成功した、れっきとした真空管アンプだそうだ。
以前他人が試奏しているのを聴いた事があり、その小ささと音の良さに驚いた事があった。それがMV50との出会いだった。
今度は自分が試奏。
よりにもよって、自分が弾いた事が無いレスポールか・・・
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MV50にはClean、AC、Rockの3タイプがある。スイッチで切り替え出来るようになっていたので3つとも鳴らさせてもらった。
Cleanはクリーンサウンド。しかし、真空管アンプなのでボリュームを上げればクランチする。
ACはVOXの名機AC30を現代風にアレンジしたクランチサウンド。自分のイメージするVOXアンプの音はコレかな。
Rockはハードロックやヘビーメタルにも対応可能なハイゲインのビンテージ風Rockアンプ。
CleanもACも捨てがたかったがRockを選んだ。キャビネットは一番小さい専用のBC108にした。
当初ヘッドはプレゼントでキャビネットは自分で買うと言っていたが、値段を聞いたら予想外に安かったので上下セットで買ってもらった。


帰宅。
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緊張の瞬間。


出た~!
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本当にありがとう。こんなに嬉しいプレゼントは初めてだ!


ヘッドのアップ。
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何とも美しい。α6000の絶好の撮影モデルにもなった。


大きさはこんな感じ。
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これが50Wの真空管アンプか!時代は変わったものだ。


アンプとキャビネットを繫ぎ、シールドを差し込む。そして電源を入れる。
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オレンジ色の光が灯る。中央に青く光っているのがNutube。


では、厳かにGainとTone、そしてVolumeを上げる。
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お~音が出た!当たり前か。


このアナログ感にこだわった作りがまたたまらない。
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Volは9時位までが限界。これ以上上げると苦情間違いなし。小さくても紛れも無く50Wの真空管アンプだ。


早速試し弾き。
自分にとってVOXのイメージはRushのAlex Lifeson。ギターはKIRK HAMMETTモデル。Gainは12時、Toneは11時くらいでLimelightを弾いてみた。


シンプルながら色々な音がだせる。早速このアンプにハマってしまった。
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日本ではMESA BOOGIEのCARIBER50~JCM800と真空管アンプを持っていたが、タイでそんなものを買おうとは考えもしなかった。しかし、この大きさと値段で手に入るなら必須である。今後CleanやACも欲しくなるかもしれない。


後日B.C.Richに繫ぎ、Gain、Toneともにフルで鳴らしてみた。曲は自分にはお約束のRaining Blood。
アンプ直でフィードバックもきれいに鳴る。これは本物だ!


VOXに続いて勢いで買ったBOSSのGE-7でミッドブーストすればもっとエッジの効いた音作りも可能。
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日本にあった秘蔵のGE-10は親友に譲ってしまったが、この名機でも十分。


今後も長い付き合いになりそうだ。
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宜しくね!