タイでカリビアン

バンコク移住生活4年目からの記録

ワット・バーンプラでサックヤン初体験

タイ人はよく刺青を入れている。西洋式のデザインや和彫りも見かけるが、タイ独自の刺青がある。
サックヤン(สักยันต์、SAK YANT)と言われるもので、お寺の僧に彫ってもらう護符の役割をするものである。タイに来たことがある方なら一度くらいは見たことがあるのでは。
今回タイに遊びに来ている悪友の頼みで、サックヤンで有名なナコンパトム県のお寺に行く事になった。ナコンパトム県はバンコクのすぐ隣。早速出発した。
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とても良い天気。高速に乗ってバンコク郊外を西に向かうとすぐにこんな景色に出会える。


バンコクのすぐ隣と言っても1時間半ほどかかるので、都心を出るともう田舎。バックシートに座る彼女が珍しく後ろ向きの動画を撮っていた。
ちょっと新鮮な視線。曲がってるけど・・・


ローカルな道をひた走り、1時間半程で目的のワット・バーンプラに到着。
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ここはタイでも有名な刺青祭りが行われるお寺。興味がある方はYouTubeで探してみると凄い動画が出てきますw


昔、有名な高僧がいらしたとの事で、このお寺は結構有名らしい。
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高僧の黒い像は撮り損ねた・・・


さておき、サックヤンの施術をしてくれるところを探す。少し奥の地味な建物の中で数人のタイ人が施術を受けていた。
作法として、まず施術部屋入り口で75Bを払って線香とお花とタバコを購入。受付の女性に施術のお布施(タンブン)はいくら位払えばよいのか聞くと、100Bでも200Bでも良いとのこと。ちょっと拍子抜けしたが、外国人の自分達が100Bとはいかないので1,000B払う事にした。
まずは友人が施術を受ける事になり、お坊さんの前で金色のお盆にお花とタバコと線香を乗せ、一緒に100Bを置いた。1,000Bは封筒に入れなさいと言われ、封筒に入れてお坊さんに渡した。
室内は撮影禁止の注意書きがあったが、そっと写真を撮って良いか伺うとOKと快諾してくれた。外国人慣れしているようだった。
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悪友はこの柄にした。チンチョック・マハーサネーと言う柄で、魅力が増すのだとか。


施術場はこんな感じ。
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彼女が目立たないように写真を撮ってくれていた。ちなみに浮かれた自分はサックヤンタンクトップ着用でお坊さんのお手伝い。バンブータトゥーに慣れているのでお手伝いはお手のもの。


マシーン彫りしか知らない友人はかなり痛そうだった。
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基本の筋彫りは下絵に沿って行い、その後のお経はお坊さんのフリーハンドで行われる。


ちょうど最後のお経を彫っているところ。
彼も自分もたくさん彫っているが、サックヤンはもちろん初めて。とても貴重な体験だ。


完成写真。
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友人らしい可愛いサックヤンが出来上がった!


続いて自分。
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サリカー・マハーサネーと言うデザイン。昔の幸運の鳥がモチーフで、なかなか珍しい柄らしい。効能は話し方が魅力的になるとか。このブログの文章も少しは良くなれば良いのだけど・・・


ソンクランにパーイでDANに彫ってもらって以来なので、痛みは覚えている。しかし、自分は痩せているので胸の間は骨にひびいて結構痛かった。
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刺青経験者ならわかるだろうが、消毒はアルコールで手袋はなし。お寺で本物のサックヤンを彫る方は自己責任で。


自分の時も少し動画があるのであげてみる。
刺さってるなぁ・・・


約30分で幸運の鳥の護符を頂いた。ちなみに施術の最後にお坊さんがお経を唱えてくれて、最後に息を吹きかけてくれる。
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いや、本当に素晴らしい経験をした。


痛みを感じながら帰路に着く。
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それにしても今日は天気が良かった。


そして浮かれた二人。
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この直後に田舎の検問で止められた。そりゃ怪しいよな。


田舎の踏み切り。
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随分前にホアランポーン駅から電車でナコンパトム経由、カンチャナブリへ言った事があったが、ここを通ったんだろうな。


帰りは素敵な虹を拝む事ができた。
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これもサックヤンの御利益だろうか。ともかく、素敵な一日だった。