タイでカリビアン

バンコク移住生活4年目からの記録

カオサン通りへお散歩

プミポン国王がお亡くなりになられて4日。バンコク市内には黒い洋服に身を包んだタイ人が溢れ、皆が静かに過ごしている。
タイに6年以上住んでいるが、タイ人と一緒に悲しんで…などとは言えない。タイ人にとってのプミポン国王の存在があまりに大きすぎるからだろう。
彼らの喪失感は日本人の自分に理解できるものではないのだと思う。
タイに身を置かせて頂いている外国人としては、自粛とまではいかなくてもひっそりと静かに過ごすべきかと思っている。


本来ならば前回アップする予定の記事だったが、国王崩御の報を受けて先延ばしになっていた。
悲しみに暮れる直前のバンコク、カオサン通り。
出発は夕方、アソーク・ペッブリーのピアから。
MRTを降りてピアに着くとちょうど雨が降ってきた。天気雨だ。


以前もアップしたことがあるが、お気に入りのセンセーブ運河ボート。カオサンに行くなら渋滞知らずのコレが一番。
しかし、雨が降ると水しぶきがなかなか激しいのでビニールシートで防御。


プラトゥナームで乗り換え、終点で降りる。プミポン国王が出家をされたプーカオトーン(黄金の山)寺院といつも伝えているが、正式な乗り場名を知らない。ボートを降りて運河を見るとアイツがいた。
ミズオオトカゲ。以前ルンピニ公園に大量に生息していたが、最近大量に捕獲され、どこか田舎に追いやられてしまったらしい。なんとも残念。そのうち記事にしてみようかな。


まだ明るい時間のカオサン。相変わらず。
少しずつ変わっているのだが、結局カオサンには違いない。


暗くなりだした頃にランブートリを通って寺裏へ。
こちらの雰囲気も結構好き。ツーリストだった頃はBTSサパタクからチャオプラヤーボートに乗ってプラーアティットで下船し、ここを通ってカオサンまで行っていた。最近はセンセーブばっかりだ。


寺裏をグルっと回って行ったらムエタイジムがあった。
何とものんきなトレーニングをしていた。今度バンチャメック・ジムかパタヤのMAXスタジアムに行ってみたい。生ブアカーオとか生ゲーオなんて見たら興奮するだろうなぁ。


そのままカオサンへ戻りカオサンの裏通りを歩いてみる。
昔は怪しいレゲエ・バーとかアクセサリー屋が並んでいたが、数年前から始まった都市開発?ですっかり何も無くなってしまった。卸のピアス屋やシーク教の店(格安旅行代理店、Travel in Style)は健在のようだ。


しばらく散歩をしてからランブートリのバーに落ち着いた。
恒例のSJ1000定点撮影。相変わらず変な人たちがいっぱい。


一杯飲んで一息ついてからまたカオサンに戻る。
夜のカオサンは人で溢れていた。しかし、日本人はあまり見なかった。


お散歩はここまで。帰りはどうしようか考えていると運良く511のバスが来たので飛び乗った。これで家の前まで直行だ!
スクンビットを走っていて、そういえば最近スクンビットのナナ~アソーク間の屋台が撤去されたという話を思い出した。
ソイ13辺りからアソーク手前までだが、見事に屋台が消えていた。ショッピングモールなどに出店してちゃんと税金を払いなさいと言うのが現政府の言い分らしいが、そもそもちゃんと税金納めるような体制出来ているのか?と疑問にも思う。
しかし、他国の事なので見守っていくしかないのかな。


そういえば最近SNSで、「せっかく休暇でタイに来たのに国王崩御のせいで楽しみが半減した」みたいな記事をみかけるが、そもそも行った先の国に敬意を払えないような奴らは国外に出るなよ。パーティーやドラッグがやりたけりゃ自分の国でやれ!と強く思う。タイは今歴史上大変な困難に直面しているのだから。

と、文句で締めくくってしまったが、初の動画ブログでした。