タイでカリビアン

バンコク移住生活4年目からの記録

スリとトンロー警察と携帯電話

先月タイのニュースサイトNewsclipにこんな記事が載った。


以下抜粋
【タイ】タイのテレビ報道によると、タイ警察は9日、バンコク都内のスクムビット通りなどで、主に外国人旅行者を狙い、スリを働いた疑いで、カンボジア人の男3人(35、34、22)とベトナム人の男1人(35)を逮捕したと発表した。

 調べによると、容疑者グループは7日夕方、スクムビット通りのショッピングセンター、エムクオーティエ近くを歩いていた日本人のかばんからスマートフォンをすり取った。警察は現場の防犯カメラの映像から容疑者を割り出した。

 取り調べに対し、容疑者は全員、犯行を認め、3カ月ほど前から、アソーク通りやエムクオーティエ周辺でスリを繰り返したと供述した。外国人を狙った理由については、「外国人は被害に遭っても警察に届け出ないから」と話した。
以上

一応URLはこちら↓
http://www.newsclip.be/article/2015/08/10/26525.html


何のことは無い、このスマホを取られた日本人とは彼女の事で、口惜しい事に自分も一緒に歩いていた。
恐らくタトゥー丸出しの貧乏くさい私服姿ならきっと狙われなかっただろうが、会社帰りで二人とも極めてまともな格好をしていたのでターゲットにされたのだろう。
しかし、スラれたとは気付かず、食事中に彼女が携帯が無い事に気付いたので、きっと彼らの腕はかなりのものだったのだろう。


帰宅後、落ち込む彼女を部屋に残して所用で外出すると、クライミングジムの仲間から「携帯なくしたか?」とメッセージが来た。ビックリして事情を聞くと、犯人が逮捕されてSDカードの写真からRock Domainの写真が見つかり、たまたま捜査官の一人が最近クライミングを始めたのですぐにジムに連絡を取ってくれたとのことだ。
ラッキーとばかりに早速トンロー警察へ向かった。
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取調室らしきの机の上には被害に逢った携帯電話や財布などがたくさん並んでおり、その中に確かに彼女のXperia Vもあった。
驚いたのは、ブタ箱から手錠を掛けられた犯人4人が出てきて、彼女のかばんのポケットを指差しながら写真を撮られるという貴重な体験もした。
犯人のうち二人は睨んでいた自分にワイをしていたが、タイ人じゃなかったのか。
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取調室はこんな部屋だった。
結局、裁判が終わらないと携帯は返せないと言うのでこの日は諦めて帰った。


それから何の音沙汰も無く、2週間経って仕方なく連絡してみると明日来いとのこと。しかし、呼び出したシリポン氏はおらず、証拠品は彼が管理しているから彼がいないと渡せないとのこと。
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何度も足を運んだトンロー警察。もう二度と来たくない。


後日またシリポンに呼ばれて行き、彼女が証拠品を全て見せてもらったが、肝心のXperia Vだけ何故か無かった。
そんな事を繰り返しながらイライラと不信感も募り、もう無いだろうと諦めていたら先日携帯が見つかったと連絡が来た。
半信半疑で行くと、確かに彼女のXperia Vがあった。
取り戻すのに約1月かかった。
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おかえりなさい!
話を聞くと、彼女の携帯だけ犯人のバッグの奥の方に入っていたので気付かなかったとか・・・
全くタイの警察のいいかげんさには呆れるものだ。



ところで、1年ほど前に携帯電話の日記を書いた事があった。
その時は自分のXperia ZRは3年使う!みたいに書いてたが、今回の件もあって恥ずかしながら携帯を買い換えた。
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これが新しいXperia Z3 compact。


スペックはZRと大して変わらないが、ZRには一つ大きな問題があった。
アンドロイドにデフォルトで入っているカメラで動画を撮影すると、音声がまるで水中に潜ったようになってしまうのだ。
実はこの頃のXperiには同じ問題を抱える機種が他にもあったらしい。どうやら防水機能を高めたためにこの現象が発生したらしいが、腹が立つのはそれを知りつつメーカーが何の対応もしなかった事だ。
日本人として応援する気持ちでずっとSONYの携帯を使って来たが、動画をよく撮る自分には我慢出来なかった。
それと、彼女のXperia Vはスペック的に通常使用に問題があったので、この機にZRを彼女に譲る事にした。
1年使わせてもらったXperia Vはひとまずお休み。お疲れ様でした。


そんな訳で前回Safariに行った帰りに久々のAsiaTiqueで写真を撮ってみた。
久々のチャオプラヤー。
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正直画質はそんなに変わらない。スペックでは13Mから20Mになっているが、容量を喰うだけなので20Mでは撮らない。


OSがAndroid5になったので起動とシャッターは少し早くなったように感じる。
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所詮一眼レフには敵わないが、操作性が良くなるのは歓迎できる。


こういう写真はZRと変わらないか。
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写真とは関係ないが、このつまみは結構なボリュームだった。


さて、Z3 compactの売りの一つが最大12800のiso感度。
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正直isoが上がると画質が荒れるのどうなんだか・・・


夕陽なら明るく撮れて悪くない。
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ブログなどにアップする時はいつも明るさやコントラストを調整するが、Z3 compactの写真は基本明るめなので編集しやすい。


多少コントラストを上げてみたが、きれいな夕暮れの空が撮れた。
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悪くない!


場所を移動して観覧車を撮ってみた。
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ほとんど編集してないのにこの明るさで撮れるのは、やはり高感度のおかげだろう。


川に戻って暗いところを撮ってみる。
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これでiso800。少し荒れているかもしれないが問題ない。


こっちは640。
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やっぱり明るいか。


この日は満月だったらしい。
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月を撮るのはいつも苦労する。さすがに一眼じゃないと難しい。


夜のジミー号から。
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さすがにこれは無理か・・・


ところで、このZ3 compactは動画の手振れ補正が実に素晴らしい。Safariへ行くときのテスト動画をあげてみる。
手持ちの撮影でこのブレなさは凄いと思った。
ドライブ時やクライミング撮りにも多用出来そう。


以上、とても長いブログだった。