タイでカリビアン

バンコク移住生活4年目からの記録

ベトナム縦断 ⑤ フエ

朝起きると今日も天気が良かった。
今日は今回の行程で唯一の昼の移動。ホイアンを出発してフエに向かう。
ホイアンからフエまでは約150km。しかしベトナムの法定速度とダナンでの立ち寄り、それからハイヴァン峠があるために4時間ほどかかる。
それでもバスはスリーパーだった。

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バスの中では日本人の親子と少し話をした。お父さんは昔からよく旅をしていたらしく、息子もその影響でバックパッカーとして色々と周っているらしい。親子でベトナム観光なんて何とも素敵な話だ。


このハイヴァン峠、今はトンネルが出来てしまい、このバスもトンネルを抜けたので峠からの絶景は見られなかった。確か4年前に通った時は崖の下にきれいな海が見えたのだが、少し残念だった。
とはいえ、峠を下りた辺りでランコー村のきれいなビーチが見えた。是非一度泊まってみたいところだ。
ランコー村は日本のテレビで知った。以前のホーチミンの日記でも書いたが「恋するベトナム」というオールベトナムロケの番組の中で出てきた。
番組中、主人公の二人が鳴き砂を歩くシーンがあった。ちなみにバックパッカーの山田さん役は学生時代の同期である。

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車窓から一瞬見えたランコー村のビーチ。見ているだけで歩いてみたくなる美しさだった。


この辺りは統一鉄道の線路と併走している。

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運良く鉄道が通ってくれた。車窓からだが何とか撮れた。


やがてバスはフエに着いた。ブッキングしたホテルはシン・ツーリストのすぐそば。空腹だったのでチェックインしてまずは昼食をとることにした。
向かったのはフエ名物ブンボーフエの店。

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日中はとても暑く、道を歩く人の姿はほとんど見られなかったが、この店内は地元民であふれていた。

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ブンボーフエ。フォーとは違い、少しピリッと辛味のきいた汁は絶品だった。


食事の後はバイクを借りて市内観光に向かった。

目指すは王宮。
右車線に慣れないので気をつける。


王宮はすぐ。バイクで10分もしない。
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フラッグタワー。
国旗に関して日本では度々論議になるが、国旗というのは国の象徴である。ベトナムの地で巨大なベトナム国旗が堂々と風にはためく姿は圧巻だ。日章旗も日本国内では同様にあって欲しいと思う。


入り口をくぐってバイクを止めて中に入る。
この王宮は2度目だが、実はそんなに興味が沸くところではない。
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金印。以前は横になっていたような気がするが気のせいだろうか。


奥の建造物
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東屋
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とにかく日差しが強かったので、この東屋にはお世話になった。中に座ると風が入ってとても心地良かった。


王宮見学はそこそこにして、裏手のカフェで景色を眺めながらひと休みする事にした。
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ここもとても気持ちがよいところだった。


ここでもカフェ・スア・ダーを注文。
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漆器のようなお椀に氷が入れられていた。こうして見るとなんと涼しげに見えることか。


陽が少し傾き始めた頃に次の目的地へ出発。
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王宮からフォーン川沿いに西に約3キロほど進む。川沿いのこの道は景色も良くてドライブするにはとても良かった。


交通量もそれほど多くなかった。
バイクはやっぱり気持ちよい。


やがて目的地に到着。
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ティエンムー寺。その独特な造形から人気も高いのだろう、多くのツーリストが訪れていた。初めての彼女も気に入ったようだった。


七層八角形の美しい塔。
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4年前に来たときからお気に入りだが、何となくドラゴンボールをイメージしてしまうのは自分だけだろうか。


ここからの夕陽はまた素晴らしかった。
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静かに流れるフォーン川と沈む夕陽。


暗くなる前にホテルに戻り、夕食に出かける。ホテルの近くのちょっとした食堂へ入った。
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これは恐らくブンティットヌォン。ブンの上に焼肉とたっぷりの野菜が入った健康的なご飯。彼女はかなり気に入っていた。


食後はチャンティエン橋まで散歩。
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夜のフエもきれいだった。この橋は時間によってはライトアップがあるらしいが、残念ながら見逃したようだ。


橋の下は屋台や夜市が立っていた。
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夜遅くまで元気に涼むベトナム人をよそにホテルに戻って休む事にした。
明日は少し郊外に出てみようか。